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kintoneで項目を利用した絞り込み条件クエリURLの作成方法

公開日:2024.10.20
最終更新日:2024.10.20

こんにちは、エムザス ITサービス部です。
kintoneは、特定の条件に基づいてレコードを絞り込むためのクエリURLを作成することができます。画面に追加したコンポーネントの値を元にクエリを作成する時など、様々な場面でこの機能を使うことがあると思いますので、ぜひ参考にしてください!

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それでは、本題に入ります!

絞り込み条件クエリURLの基本概念

絞り込み条件とは
特定のフィールドに基づいてレコードを選択する条件のことです。たとえば、特定の担当者やステータスに基づいてレコードをフィルタリングできます。

クエリURLの構造
kintoneのクエリURLは、以下のような形式になります。

https://{サブドメイン}/k/{アプリID}/?query={条件}

必要なフィールドの選定

どのフィールドを使用するかを考慮する際には、以下の点を確認してください。

・どのデータが最も重要か

・絞り込み条件に適したフィールドコードを確認する方法(アプリの設定から確認可能)

コード例の紹介

以下のコードは、kintoneのレコード詳細画面が表示されたときに、「担当者」と「ステータス」のフィールド値を使って絞り込み条件を含むクエリURLを生成する例です。

(function() {
    "use strict";

    // レコード詳細画面の表示イベント
    kintone.events.on('app.record.detail.show', function(event) {
        const record = event.record;

        // フィールドから値を取得
        const assignee = record['担当者'].value; // フィールドコードを指定
        const status = record['ステータス'].value;

        // ベースURLを定義
        const baseUrl = `${location.protocol}//${location.host}/k/${kintone.app.getId()}/`;

        // URLエンコード
        const encodedURL = encodeURIComponent(`担当者="${assignee}" and ステータス="${status}`);


        // クエリ付きURLを作成
        const finalUrl = `${baseUrl}?query=${encodedURL}`;

        // URLを表示
        console.log(finalUrl);
        alert(finalUrl); // アラートで表示
        location.href = finalUrl; //一覧ページに遷移する
        window.open(finalUrl); //新たにウィンドウを開く 
    });
})();

コードの詳細解説

  • ベースURLの定義: kintoneのドメインとアプリIDを使って、クエリを追加するための基本的なURLを構築します。
  • URLエンコード: encodeURIComponentを用いて、クエリをURLエンコードします。これにより、特殊文字やスペースが含まれていても、安全にURLに組み込むことができます。
  • 表示: 生成したURLをコンソールに表示し、アラートで確認、location.hrefを使って一覧ページに遷移し、さらにwindow.openを使って新しいウィンドウを開くことができます。

おわりに

kintoneで絞り込み条件を持つクエリURLを作成することで、特定のレコードに迅速にアクセスできるようになります。この方法を活用して、業務の効率化を図りましょう。
これについてはdeveloper networkにも詳しく書いてありますので確認してみてください。